ホストクラブで、いわゆる“色恋営業”が禁止に?東京・新宿の歌舞伎町には衝撃が走りました。
現役ホスト:
素直に「お金使って」て言うしかない。シャンパン入れてくれる女の子がいるじゃないですか、僕らが全部無理やり入れさせるわけじゃない。
政府は7日、悪質ホストクラブに対する規制を強化するための風営法改正案を閣議決定。
料金についての嘘の説明や注文していない飲食の提供に加えて、客の恋愛感情につけ込み高額な飲食を要求する、いわゆる“色恋営業”を新たに禁止する内容です。
例えば、「シャンパンを注文してくれないともう会えない。ホストをやめないといけない」という営業トークも禁止に。
規制に違反した場合には、営業停止など店側が行政処分の対象となります。
色恋営業の禁止について、現役のホストから「僕は(色恋営業)やらない。『将来おれこうなるから、そばにいてよ』みたいな。“あの人、色恋だよね”っていうのは聞いたことある」「『シャンパン入れて』がダメなら、『お金使って、きょう高いのがいい、お願いします』って言うしかない」「だけど、それ(法律)に合わせないといけない時代の流れ」などの話を聞くことができました。
ホストクラブを巡っては、ツケ払いした高額な売掛金の支払いのために客の女性に売春をさせるなどの行為が横行。
2024年までの2年間で、ホストや性風俗店のスカウトなど293人が検挙されています。
ホストクラブで月に50万円ほど使うという女性は、色恋営業をされた経験があると話します。
ホストクラブに月50万円(19):
「○○ちゃんだったら頼めるよ」みたいなことは言うことあると思う。ホストクラブに通う女性って、どうしても色恋を求めちゃう女性が多いので、楽しみが減るっていう考え方の人が絶対いると思う。
歌舞伎町の事情に詳しい佐々木チワワさんは、「私自身もホストクラブに7年ほど通っている。お金を返してほしいと思ったことはない。ホストクラブに比べて規制されていない別の業種。ボーイズバーなどに移動して同じように色恋する可能性がある。色恋営業と警察のいたちごっこは、この法案だけでは終わらないと思う」と指摘します。
改正案では、売掛金を支払わせるために売春や性風俗店で働くことを求めること、また、女性を紹介された性風俗店がスカウトやホストに報酬を払う、いわゆる“スカウトバック”も新たに禁止となります。
違反した場合は、いずれも刑事罰の対象となり、6カ月以下の拘禁刑、もしくは100万円以下の罰金を科すとしています。
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