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あなたは、”彼女の性感帯”を把握していますか？
耳が感じる子、乳首が感じる子、うなじが感じる子…。
性感帯には個人差があって、だから前戯でそこを攻めるとこちら側も盛り上がってきますよね。
これと同じことが男性側にも適応できるんですね。
すなわち、あらかじめ男性自身が自分の性感帯を把握しておき、本番直前にその部位を刺激することで、自分自身の性感感度を挙げて、素早く強く勃起反応を引き起こせるんですね。
この自分の感じる性感帯を地図化しておくことを
「性感帯マッピング」と言います。
性感帯マッピングで、より強い興奮を反射的に引き起こし、「バキバキの勃起」を実現しましょう。
”性感帯マッピング”で分布をチェックすべき神経は、脳に性感を伝える感覚神経の『C線維』です。
C線維は細く繊細な神経で、「柔らかくゆっくり、優しい刺激」にしか反応しません。
「強く激しい刺激」はC線維が反応せず、脳では「痛み」や「強い圧力」としか感じません。
ですから、まずは自分の体のC線維が濃密に分布して、柔らかい刺激に反応しやすい部位を探しましょう。そして、その部位を優しく刺激して、C線維から脳に至る神経回路を鍛えていきます。
質問：C線維を鍛えることはできるのでしょうか？
答えは「Yes」です。
C線維はトレーニングで、再教育、開発されます。
【C線維の正しい鍛え方】
①神経の可塑(かそ)性を利用する
バイオリニストやピアニストは、手指を使って日々の練習を重ねることで指の動きが鍛えられ、上達していきますよね。手指を繰り返しトレーニングすると、脳の中では、指に相当する脳の感覚神経領域が広くなっていくことがf-MRI検査等で分かっています。
繰り返し感覚神経回路を鍛えることで、生まれ持った神経領域以上の面積を拡張していく再生能力が、脳にはあるわけです。
また、C線維のトレーニングをすることは、本番直前の不安解消にも役立ちます。
目標を達成するために普段から訓練を積んでいる➡だから本番も大丈夫
本番に向かう不安を払しょくするのは、積み重ねたトレーニング実績です。
②条件付け学習
皆さんは、「パブロフの犬」の実験をご存じでしょうか？
犬に日々決まった条件(エサをあげるときに決まったベルを鳴らす)をつけてエサを与えると、たとえエサをあげなくてもベルの音を聴くだけで、犬はヨダレを垂らす反応をします。
条件づけがあれば、自律神経も無意識に反応するようになるという有名な実験です。
これがC線維にも適用されるんですね。
ペニスに優しく触れる➡C線維が性的刺激を脳に伝達する➡オキシトシン上昇➡安心感を得る➡副交感神経が優位に➡血管が拡張➡勃起する
この性感刺激を繰り返しトレーニングすることで、性的刺激から勃起反応までの神経反射回路を順調に強固に作り上げます。
一方、間違った神経回路の鍛え方には、C線維が働かない強い刺激ばかり与える方法があります。すると、強い刺激にしか反応できない体になってしまい、腟内射精困難やオナニーでしかイケない状態になってしまいます。
間違った鍛え方の典型的な例は、過激なAV、床へ強くこすりつけるオナニー、強すぎるハンドグリップで行うオナニーなどがあります。
腟が締まる力とそれらを比較してみてください。
いくら腟が締まるからといって、大人の男性の握力に敵うはずがありません。
強すぎる刺激に慣れてしまうと、本物の女性の腟圧では満足できず、イけなくなるのです。
本来の圧にしっかり反応できるようになるためには、正しく鍛えることが大切なんです。
C線維を鍛えることの大切さがわかったところで、次にどの部位を鍛えたらいいのか説明します。
元々、C線維は、耳の後ろ、うなじ、唇、乳首、性器、内ももなどに多く密集します。
いわゆる「性感帯」と呼ばれる場所ですね。
しかし、C線維の分布には個人差があります。だから、特に自分はここが感じる！と把握して鍛えておくことが重要なんですね。それこそ「性感帯マッピング」です。
性感帯マッピングをするにあたって、「３つの基本ルール」があります。
①絶対に強く触らない
②皮膚ではなく空気を動かしているイメージで柔らかく刺激する
③探す部位は「触って気持ちがいい」ではなく「スイッチ感」を大切に
ゾワゾワする、スーッとするなど、他の部位と違う感覚を得られる部位を探しましょう。
【マッピングの手順】
水彩画などを描く時に使用する絵筆を使うと良いでしょう。
100均などで売られているもので十分です。
①耳の後ろから首筋へ向かってゆっくりと
②鎖骨のくぼみを内側から外側へ流すように
③乳頭や乳首ではなく乳輪を円を描くように
④下腹部は恥骨の上3cmくらいのところを、水平にスッと刺激する
いずれも３つの基本ルールに従い、筆を使って、押さえつけないよう、撫でるように、柔らかいタッチで行ってみましょう。
自分の反応をみて、マッピングを作成してみましょう。
自分の最も反応する場所がわかったら、優しくゆっくりと、C線維が正しく反応する刺激で繰り返し刺激をしましょう。
C線維が反応し、正しく性感刺激回路が強くなるように鍛えていきましょう。
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『富永喜代 情報』
富永ペインクリニック院長。医学博士。臨床麻酔実績2万人の日本麻酔科学会認定 麻酔科指導医。YouTube 総再生回数 7200万回。チャンネル登録者数30万人超。SNSフォロワー数44万人。著書累計100万部。おはよう日本（NHK）等出演多数。「第33回Metro Manila Business Conference」（フィリピン政府主催）に登壇。。
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