周到な計画性が浮かび上がる【すすきのガールズバー爆発火災】店の入口に可燃性の液体まき、逃げ道ふさいだか…SNSでは犯行予告とみられる投稿

札幌・ススキノで起きたビル火災。関係者などの取材から、当時の状況が次々に明らかになっています。

爆発は6階建てビルの2階にあるガールズバー「ミリオン」で発生。店内にいた男女4人が全身やけどを負いました。

現場で消火を手伝った人
「近くのローソンに行って、『お水くれませんか?』と言いに行って、水をバケツをもらった」

当時、何があったのか…。

店の関係者への取材から、その一部始終が見えてきました。

重体になった41歳の男性は、ガソリンのような液体が入ったバケツを手に、ガールズバーの入る2階へ上がりました。

まず、店の出入口ドアの前で、バケツの液体とは別の何らかの可燃性の液体をまき、容器をその場に置いて店へ。

黒の衣服に黒の帽子、マスク姿の男性は、無言のまま店内の奥へ進みます。

この時、カウンターの中には、バニーガール姿の女性従業員1人と別の女性従業員2人、客席には男性2人が座っていました。

男性はカウンターのそばで突然、液体を床にまきます。女性従業員の「どうしました?」という問いにも答えません。

不審な状況に気づいたバニーガール姿の従業員と女性従業員1人はカウンターを飛び越えて避難。

直後、男性はライターで火をつけたといいます。

一方、火災の背景にあったとみられるのが、交際をめぐるトラブルです。

警察によりますと、火事でやけどをした女性従業員は男性と同居していましたが、11月7日「別れ話で彼氏が暴れた」と警察に相談。

翌日、警察立ち会いのもとで女性が引っ越しする際、警察から注意を受けた男性は「反省しています」と話したということです。

しかし、その後も男性は女性の引っ越し先に現れたといいます。

火災があったガールズバーの代表
「(従業員女性と)1週間くらい前に、男性が来てた話をしたばかりだった。もしかしたら(彼じゃないかな)って思ってたんですよ。その(爆発の)瞬間に」

これは、男性のものとみられるSNSです。

女性が引っ越した後、まったく関係のないユーザーが発した「死にたい」という投稿を見た男性は、「わかるわ…」「わかる」「同じ気持ちですわ」と、コメントしていました。

さらに、この翌日には…

「やっと吹っ切れました」

そして、26日。火災が起きる直前には、「楽しいことするよ」と犯行予告ともとれる投稿をしていました。

女性との別れから、思い立った行為なのか。

火災が起きた際の逃げ道を閉ざすかのように、店の入口と奥に液体をまいた行動から、周到な計画性も浮かび上がってきます。2024年11月29日(金) 17時26分 更新

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Author: 管理人まよなか