撮影直前にウィッグを作り直す限界コスプレイヤー

長らくお送りしました京都旅行の動画はいかがだったでしょうか。久しぶりに概要欄に舞い戻ってきた気がするあんです。
私も少し時を戻して楽しい京都旅行の思い出を振り返ってみることにします。あれは1日目の夕方の出来事です。白壁の前で全員分の宣材写真を撮り直すことにした私たちは順番に撮影をし、こゆきちゃんが右京さんを撮るターンになりました。見守り組の3人のうち、けいちゃんはソファに座って、私と湊ちゃんは立って見守っていたように思います。
のんびりと撮影を楽しんでいたところ、けいちゃんが嬉しいお知らせを口にします。ややプライベートな内容なので詳細は伏せますがとても嬉しいことだったので私は大歓喜です。あ、結婚とかじゃないですよ。

さて、みなさんは嬉しいことがあるとどのように友達と喜びを分かち合うでしょうか。手を挙げて喜んだり、ハイタッチをすることもあるかもしれません。その中でもやはり王道はハグでしょうか。私は普段からスキンシップをあまり得意としないタイプなのでハグなんて滅多にしません。とはいえ、嬉しいことがあればたまにはハグする日があってもいいでしょう。
まさにこの瞬間、「今日くらいはハグで喜びを分かち合ってもいいんじゃない?」という思考が頭をよぎります。
思い立ったら即行動。私はソファに向かって一目散にハグの体制を整えて向かいます。ソファの目の前まで到達した私は両手を包み込み動作のフェーズへ移行させました。普通のハグであればこのまま「おめでとう」と発声しながら優しく包むんでしょうね。しかし、前述の通り私はハグすることに慣れていません。そう、適切なハグ開始距離を把握できていなかったのです。けいちゃんの目の前、ソファからやや距離のある位置に立ち、傾きながら両手を広げて準備万端。一度スタートしたハグモーションを止めることはもはや誰にもできません。標的のけいちゃんはまさかそんな距離から斜めに倒れ込んでハグされるとは想像していないことでしょう。私の体はまるで板のようにまっすぐのまま両手を広げて傾いていきます。これはハグではなくただの倒れ込みなのでは、と気づいた時にはもう遅い。私の手がけいちゃんの肩に到達しました。ハグの停止を試みるも虚しく、私の手はけいちゃんの肩から膝までをドゥルリンッと通過しました。ドゥルリンッとけいちゃんの肩から膝にかけて滑り落ちながら「おめでとう」と声を絞り出す私を見て爆笑するけいちゃんは「ありがとう」と言ってくれた気がするのできっと祝福の気持ちは伝わったのでしょう。
これが後に語り継がれることとなる「ドゥルリンハグ」の起源と言われています。

(概要欄:あん)

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Author: 管理人まよなか