1909年イギリス、大貴族のメイドは大忙し。

1909年、イングランド。大貴族のお屋敷の話です。

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このチャンネルでは、歴史の教科書には載っていない名もなき人の、ただの一日を残された記録だけを頼りに再現しています。

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■ チャプター

0:00 大貴族のお屋敷のメイド、と聞いて思い浮かべるのは
0:56 まず、三つだけ ── 番号で呼ばれる7人、給料14ポンド、掃除機224ポンド
2:59 朝 ── 暗いうちに窓を開けて、黒鉛で暖炉を磨く
4:37 湯を運びます ── 屋敷の廊下、総延長8キロ
5:57 見えてはいけない ── 足音も、声も、階段でのすれ違い方まで
7:18 ベルが鳴ります ── 勤務時間外が存在しない仕組み
8:23 昼。使用人の食事 ── 使用人ホールの中にもある身分の順番
10:00 夜 ── 銀器とガラス324点を洗い、屋根裏で眠る
11:07 ここまでは、道具と規則から作りました
11:41 帳簿を見てみましょう ── エレン・ブラッグ、年に14ポンド
12:27 考察
13:28 エンディング

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■ この動画で扱った主な記録

・**デヴォンシャー公爵家(チャッツワース・ハウス)の賃金記録**
 1909年の会計簿。**第一ハウスメイド、ジェーン・ミラー(年30ポンド)/第三ハウスメイド、エヴァ・ジェームズ(年20ポンド)/第七ハウスメイド、エレン・ブラッグ(年14ポンド)。**1911年の同じ帳簿に、**掃除機一台224ポンドの購入記録**。

・**ロバート・カー『The Gentleman’s House』(1864年)**
 建築家による大邸宅の設計論。**「使用人の区画は本邸から切り離されなければならない。見えず、かつ聞こえないように」「家族はひとつの共同体をなす。使用人は、もうひとつの共同体をなす」。**

・**エミリー・パトモア『The Servant’s Behaviour Book』(1859年)**
 メイド向けの作法書。**「あなたの足音が、けっして聞こえてはならない」「階段で行き会ったら、退いて道を譲ることを常に忘れないように」。**※小規模世帯の女中向けの本です。

・**『The Housemaid and Her Duties』(c.1870年)/Cassell’s Household Guide(c.1880年代)**
 暖炉掃除の手順(「部屋の掃除はいちばん汚い部分を最初に」「火をつける前に窓を開ける」)と、水運びの手順(「水差しかカンを二つ、一度に両手で」)の一次史料。

・**ハロッズ 1895年カタログ**
 黒鉛用ブラシ、暖炉用ブラシの商品名(「ヤマアラシ」「キッチナー」「リージェント」)、ナイフ磨き機の宣伝文句と実物の価格。

・**ウェントワース・ウッドハウス 1902年の記録**
 屋内使用人63人、屋敷内の廊下の総延長5マイル(約8キロ)。

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■ 参考文献

・**チャッツワース・ハウス公式サイト**「From Servants to Staff」ブログシリーズ(1909年賃金記録)
・**『The Housemaid and Her Duties』**(c.1870年)
・**Cassell’s Household Guide**(c.1880年代)
・**Emily Patmore, ‘The Servant’s Behaviour Book’**(1859年)── 原本はInternet Archiveで無料公開
・**Robert Kerr, ‘The Gentleman’s House’**(1864年)
・**Harrod’s Catalogue**(1895年)
・**Jeremy Musson, ‘Up and Down Stairs’**
・**Lucy Lethbridge**(使用人の暮らしについての著作・インタビュー)
・**British Newspaper Archive Blog**(使用人の日常についての記事)/Yorkshire Post(1925年11月、使用人本人の投書)
・**National Trust**(使用人の部屋についての解説)
・**Servant bell の機構についての解説**(コイルばねと振り子による呼び出し装置)

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Author: 管理人まよなか